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7月は博多祇園山笠で中洲が一番盛り上がる!

『山笠があるけん博多たい!』


昔から博多の街に夏を告げるお祭りである博多祗園山笠。760余年の伝統を誇る博多祗園山笠は、博多の総鎮守・櫛田神社の奉納神事であり、国の重要無形民俗文化財でもあります。


九州の五つの祭りとして、2016年にユネスコ無形文化財に登録されました。


毎年7月1日から15日まで2週間もの間、博多の街は祭り一色になり、たくさんの観光客と法被を着た男衆で賑わいを見せます。昔から博多の伝統銘菓のCMの中で言われた『山笠があるけん、博多たい!』の名文句は、今でも多くの福岡県民に記憶されており、山笠の季節になると本格的な夏を感じるという、地域に無くてはならないお祭りです。


 


博多祇園山笠とはどんなお祭り?


昔の博多祇園山笠は、高さ15メートル前後の『山』と言われてる神輿を担いて、街中をゆっくりと練り歩いていましたが,明治末に電線が張り巡らされたことから、それまでの山笠を「飾り山笠」として残して、別に高さを抑えた山笠「舁き山笠」を作って担ぐようになりました。『飾り山』はや山笠期間中(7月1日〜15日まで)福岡市内のあちこちで公開されています。


 


一方、舁き山笠は神輿の様に担いで運行する山笠で、法被に締め込み姿の舁き手と呼ばれる20数人の男衆が担ぎ、櫛田神社までのタイムを競います。締め込み姿の舁(か)き手の男衆に、威勢よく勢い水がかけられ、重量1トンもの舁き山(かきやま)をオイサッ!オイサッ!と勇ましい掛け声とともに舁き終わると、後方から勢いよく山を押して博多の街を走りぬける舁き山は緊張感とスピード感にあふれています。7月15日午前4時59分の「追い山」でクライマックスを迎え、博多の街に本格的な夏が訪れるのです。“山のぼせ”の勇壮で豪快な男たちの鼓動と熱い魂は、見る人すべてに感動を与えます。


 


博多祇園山笠の主なスケジュール


○7月1日  飾り山笠公開


福岡市内各所に大きな「飾り山笠」がお目見えします。


 


○7月12日 追い山馴らし


15日の追い山に向けた予行練習として約4キロのコースを走り、本番さながらのタイムレースが繰り広げられます。


 


○7月13日 集団山見せ


呉服町交差点から中央区天神の市役所前まで1.2キロの道のりを走る。市長をはじめ地元の名士が台上にあがります。 


 


○7月15日 追い山笠


午前4時59分、大太鼓の合図とともに一番山笠が櫛田神社の境内に舁き入る(担いで入る)。以降、二番山から七番山まで一定の間隔を置いてその後に続き、櫛田神社の境内から街中へと駆けだしていきます。最後の山が『廻り止め(まわりどめ)』と呼ばれるゴール地点に着いた時、フィナーレを迎えます。 


 


山笠を担ぐ男衆は山笠期間中はキャッチからも声をかけられない?


760余年の伝統を誇る「博多祇園山笠」は、山を神様に奉納する神事であるため、山笠期間中は守らないといけない「禁忌(タブー)」「断ちごと」が存在します。


禁忌は古い言い伝えであり根拠がない物ではありますが、奉納行事である山笠期間中での事故や怪我を嫌う山笠の男達は、760余年経った今もなお「禁忌」を厳守するようにしています。


 


女人断ち(にょにんだち)


山笠行事の開始となるお汐井取り(一番山笠は7月1日、その他の流は7月9日)にて身を清めます。身を清めた事によりこの日から山笠の奉納が済む15日まで、山笠に出る男達は女性との接触を避けなければなりません。


また、その昔、博多祇園山笠は女人禁制の祭であり、かつては舁き手の詰め所の入口に「不浄の者立入るべからず」と書かれた立て札が立てられていました。この「不浄の者」とは喪中の人と女性のことを指しており、女性は舁き手の詰め所に入れないしきたりがありました。


しかし、この立て札は「女性を蔑視したもの」という声が上がったため、平成15年より全流にてこの立て板を全廃しました。


山笠期間中、法被を着て中洲南新地を歩いてみても、キャッチなどの声は掛けられません。


中洲の方は山笠というお祭りをよく心得ているのです。


 


胡瓜断ち(きゅうりだち)


一番有名な禁忌は、山笠期間中はキュウリを食べてはいけないというもの。


なぜなら、輪切りにしたキュウリの切り口が、山笠の祭神・祗園神(スサオノミコト)のご神紋である木瓜(ぼけ)の花に似ている所から、ご神紋を口に入れることは畏れ多くも憚れると恐れ、氏子が食べることを遠慮した・・・というところから由来すると言われています。


 


700年以上も経った今も尚、7月1日から7月15日の間は、山の舁き手はサラダに入っているキュウリは必ずつまみ出しますし、この期間は小学校の給食献立表をみても「キュウリ」の文字がありません。


 


 


7月は『博多祇園山笠』にかける中洲の人の熱い思いにも触れられる時期です。


ぜひこの機会に中洲に行ってみてはいかがでしょうか?

カテゴリー:中洲について 投稿日時:2019年07月04日

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